第41冊『やりきる力』 堀江貴文著

 こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

第41冊目は堀江貴文さん著のやりききる力です。

東大卒で2004年の球団新規参入事件以来めっきりヒールなイメージすが、

本著を読んでくいうちに、とても熱い思いをもっている方なんだという

印象をもちました。どんな内容か、いってみましょう。

 

 ①人は自分のやりたいことのために生きるべきだ

他人軸ではなく、自分軸生き事を主張します。堀江さんは起業することを勧めていますが、思考停止で指示された事をするだけではなく、能動的な仕事に着手したい。

 

 ②重視すべきは狂気に満ちた集中、つまり没頭力。

泥臭く、粘り強く努力するしかないと。成功者は生まれつきの才能ではなく、トライ&エラーの連続。その中から成功法則を見つけ出す。そのための「多動」、そして努力。

堀江さんもやると決めたことには没頭して、他人より努力しただけで、数打てば当たる精神で数をこなせといいます。

 

 ③ふらふらになるまで、頭を使え。

ただ思考停止のまま数をこなすだけでは意味はなく、どんな問題でも考え抜いた先に答えがある。失敗したら、なぜ失敗したのかとことん考えろと。本著は起業をする人の背中を押す色あいの強さを感じますが、思考停止では評価されないのは企業人でも同じことでしょう。

 

 ④仕事と遊びの質を高めるために、睡眠時間を削るな。

こちらも成功者は気を使っている項目ではないでしょうか。睡眠時間のみならず、睡眠の質向上のため、寝具にもこだわっていると聞きます。生産性を高めるためにも寝ないで働く人が評価されるという時代は変わってきたのでしょう。

 

 ⑤退路を自ら断つ。

「リスクを取る」ことのススメです。ただし、リスクとはギャンブルのことではなく、『自分の土俵上の勝負を、全力でやりきる』姿勢と定義されています。これには、2つのメリットがあり、❝覚悟が決まる❝ ❞時間が創出される❞です。デメリットは退路がなくなってしまうことですが💦

 

 著内で堀江さんは、ビッグマウスは挫けそうな自分を鼓舞するために有効だったと記述しています。幾度となく出てくる『努力』なんてセリフにも、ビジネス界の異端児と揶揄された著者の人間性が垣間見えた気がする1冊です。

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