第76冊 パン屋ではおにぎりを売れ 柿内尚文著
こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。
今回は前回に続き柿内尚文さんの著書
「パン屋ではおにぎりを売れ」の紹介です。
みなさんは普段考えていますか?
私は職場で「何も考えていないな!」と
注意されていました。
自分では考えていたつもりですが・・・💧
なぜでしょう?
その答えはこの本にありました。
本著では『考える』ことについて
わかりやすく書かれています。
では、いってみましょう。
「考える」とは、「広げる」+「深める」のこと。
「広げる」=可能性を考え
「深める」=本質的価値を考える。
イメージでいうならヨコとタテでしょうか。
そして、よく勘違いされているのが、
「思う」と「考える」の混同。
つまり、思う事と考える事は違うそうです。
「考える」は、目的のために意識的に考える(think)
「思う」は、ただ頭に浮かんできたこと(feel)
その場の思いつきでしか意見していなかったため
私は注意されていたのです。
では、考えるチカラはトレーニングすることが
できるのでしょうか?
著者はできるといいます。
それが、「論理的」と「非論理的」に考える事です。
例えるなら、ガリガリ君のリッチコーンポタージュ味は
この組み合わせで生まれたとされます。
うまい棒のコーンポタージュ味を見て直感的に
いけるんじゃないかと考えたことから誕生したという話。
そして、考えるには技術があった。
考えを広げる方法としての「かけあわせ法」。
アイデアは掛け算で生まれると言われます。
うんこ漢字ドリルやロボット掃除機…等々、
物理的なものだけではなく、能力的なものの
掛け算で自分の市場価値を高めるなんてことも。
また、考えを深める「360度分解法」。
物事を多角的にみる方法です。
モノでもヒトでも、側面的に見ているだけでは
見つけられない『いいところ』も360度から
みれば見つかることがあります。
ここでいう『みる』は渋沢栄一のいう
【視・観・察】ですが。
今回紹介した「かけあわせ法」や「360度分解法」
以外にも考える技術が記載されています。
私のように「何も考えていない」と注意されたり、
「思考停止人間」になりたくない!
という方にオススメの1冊です。