第79冊 もしアドラーが上司だったら 小倉広著
こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。
あの、知らない人はいないと言っても
過言ではない「嫌われる勇気」
「幸せになる勇気」でも
有名なアドラー心理学。
本著はアドラー心理学の核となる
『勇気』『共同体感覚』について
あるビジネスマンがアドラー心理学を
実践してみた。物語で展開されます。
『課題の分離』も忘れてはなりません。
人の悩みのほとんどは、突き詰めると
人間関係の悩み。とアドラーは説きます。
その人間関係の悩みを軽減してくれる
考え方が課題の分離。
以前、上司の期待値を知ることが大切と
ブログで書きましたが、私たちは実行
するのみで、それを評価するのは
上司であり、会社である。
私も、評価されるだろうか?と悩んだり
、心配したりしますが。
そんな心配は無用。時間の無駄。
それは、相手側の課題である。
この考え方は使えますね!
ただし、行動した以上責任は負います。
無責任になるのは✖ですが。
この考え方をおしすすめると、
「これを言ったら嫌われるかも?」
と不安になる必要も無いという事に
なります。
嫌われることを恐れず、
言いたいコトは言いなさい。
したがっての『嫌われる勇気』
なるほど・・・(*’▽’)
そして、本著での後半のメインである
『共同体感覚』。
共同体感覚とは、自分のことと
同じように相手のことを大切にする
という考え方。
まずは、自分と異なる意見を攻撃と
みなさない。私もつい、声を荒げてしまう
場面があるので反省です。
反対意見を持つことは大切ですので、
その対策として、①共感してから
②提案という形で反対意見を
提言するといいとされています。
さっそく取り入れていきたい。
そして、より大きな共同体感覚を
行動基準にする。
自分のため・・・から
チームのため・・・から
会社のため・・・から
地域のため・・・から
自国のため・・・から
世界のため・・・から
宇宙のため・・・へ
俯瞰してみるということでしょうか。
時として、自分には不利益になる
こともあるかもしれないため難しい。
しかし、間違ってはいない。
ほかにも、信用と信頼の違いや
自己受容についてなど、
納得させられることがわかりやすく
書かれています。
私のチームにも取り入れたい内容
でした。
アドラー心理学を『勇気シリーズ』とは
別の角度で楽しんでみてはいかが
でしょうか。