第47冊 思考停止という病 苫米地英人著

 こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

 

今回は、認知科学者の苫米地英人著「思考停止という病」です。

思考停止・・・。思考停止とは自分自身で物事について考え、判断することをやめてしまうことを指すそうです。思い返すとドキッとしてしまいます。

そういえば、TVドラマにもなっていた『ドラゴン桜』でも、思考停止について

「漫然と毎日を過ごして 周囲に好奇心を抱かない これでは何ひとつ身につかない」

と国語の芥川先生が言ってましたね。

 

著者は本書にて、思考停止の原因の一つに「知識がないこと」を挙げています。そして知識が無い人は、スコトーマという認識の盲点の中で生きている。つまり、知識がないから見えていないことばかり。

国民の多くが自分の頭で考えられないのは、非常に危険なこと。

国家であれ企業であれ、権力者は、国民が思考停止でいてくれること望んでいる。

なぜなら、そのほうが権力者に都合が良いから。

このくだりは、先述の『ドラゴン桜』で桜木先生も。

 

本著では思考停止から抜け出す方法も紹介しています。

それは、興味を持つことを前提に「ゴール」を設定すること。ゴールを設定することで自然と入ってくる情報にRASというフィルターがかかり、必要な情報を取捨選択してくれるというものです。

そして、ゴールは強烈かつ現在の仕事の延長線上ではないものを選ぶ。

 

日本国憲法で思想の自由は保障されていますが、

思考も自由で、わたしたちは選ぶことができる。

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