第72冊 お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ著

お金が勝手に増えていく仕組みをつくるって?

 

・金融に関する情報提供は100%読者

 側に立った情報とは言えない。

 なぜなら、金融機関の儲けは投資家の

 損という利益相反の関係にあるからだ。

 

インデックス投資の成功事例が少ないのは、

 長期実践者がほとんどいないから。

 

インデックス投資とはなに?

 世界中に分散したインデックスファンドを

 積み立て投資して長期保有すること。

 

・インデックスファンドを薦める理由

➀手間がかからない

②世界標準のスタンダードな投資法

③基礎知識として日常生活に役立つ

 

・銀行や証券会社を信じてはいけない

 上記と投資家は基本的に利益を取り合う関係。

 

・100円から始められる

 小額から始められるのはメリット。

 

・卵は一つのカゴに盛るな

 リスクを分散することで最小限に。

 

投資信託ではないファンドには注意

 『投資ファンド』で勧められたら、その商品は

投資信託か?を確認する。

 

投資信託にかかる手数料

 ➀信託報酬

 は毎日かかるため、できるだけ安い商品を。

 ②購入時手数料と③信託財産保留額は0を選ぶ。

・人生を一発逆転するような大儲けはできないと知る

 長期間かけて資産形成するのが投資信託

 

・6000本の中から何を選ぶのか

 アクティブファンドではなくインデックスファンド。

 インデックス…各種指数に連動する運用成果

 アクティブ…インデックスを上回ることを目指す。

 しかし、アクティブのほとんどがインデックスに

 勝てていない。

 

・基本はドルコスト平均法

 市場の動向を予測し投資タイミングを読める

 のでなければ、バイ&ホールドで勝つ。

 

・家計の状況を把握する

 今給料日からよく給料日に残高が増えているか。

 減っているなら、投資の前に支出の見直しを。

 生活費の2年分を銀行預金等で確保。

 生活費は節約することで下げることができる。

 

・自分のリスク許容度を知る

 資産運用で発生する損失を1年間でどの程度

 受け入れることができるのか。

 人間は一度最悪の事態を覚悟してしまうと、

 逆に心が落ち着いてくる。

 

・集中投資は危険

 一時、おすすめ投資法とされていた『東電買増』

 も東日本大震災で大暴落。

 東京電力日本航空東芝の例からも集中投資

 は再起不能な大ダメージを受けかねない。

 

・投資成果はアセットアロケーション

 投資成果は、資産銘柄や投資タイミングではなく

 資産配分によってほぼ決まる。

 ※リターンではなく、リスクから資産配分を決める

 便利なツールのりようも可能

 例:ファンドの海

・年に1回の「リバランス」は必要

 許容リスクの範囲から外れた

アセットアロケーションを修正。

 

・NISAかつみたてNISAか

 NISAとは、毎年一定金額の範囲内で

 得られる利益にかかる税金が非課税に

 なる制度。(以下著書添付資料)

 

・損益で一喜一憂するのは凡人

 もし、大暴落の憂き目にあったとき

 それでも、積み立てを続けることができるか。

 はじめるのは簡単でも、続けるのは難しい。

 

・200年で70万倍

 1801年に投資した1ドルは70万倍に。

 なぜ右肩上がりなのか?

  資本主義経済が拡大再生産し続ける仕組み。

 日本では「少子高齢」「人口減少」でも

 地球全体ではどんどん増えている。

 

・あとで効いてくる複利の力

 アインシュタイン「人類最大の数学的発明」

 長期になればなるほど複利で雪だるま式増加。

 

・今さら始めるのは遅い?

 インデックス投資に早いも遅いもない。

 売ったり買ったりする商品ではないから。

 バイ&ホールドだから。

 株価が下がった時も嬉しいのがドルコスト平均法

 ※暴落時は絶好の買い場!

 ただし、すべては自己責任。

 一方、相場が好調な時はリスク許容度の確認。

 

・相場が永遠に下がり続けることはない

 ①リーマンショック

 ②東日本大震災

 からも、2~3年で回復している。

 

・本著の出口戦略

 ①リアロケーション

 ②定率の取り崩し

 ③必要な分だけ取り崩す

と出口戦略まで知ることができる

1冊となっています。

FIRAを目指すのみならず、2000万円問題etc...

資産形成するためにも読まない理由はない一冊。