第60冊 「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書 西岡壱誠著

本は魚だ。 え?

 

みなさんこんにちは。500冊読破を目指す9696です。

60冊目は、苦労の末東大合格を果たした西岡壱誠著「東大読書」です。

 

冒頭の表現、え?!ってなりますよね。

著者の説明はこうです。

 

どんな文章でも、本でも、最初から最後まで骨になる「主張」が通っている。

その「骨となる主張」に、さまざまな「身」がついている。(例や根拠)

 

本の著者が伝えたいのは、身でなくて、骨。

頭と尻尾は骨を見つけやすい。著者は文章の最初と最後に骨を見せやすい。

どうやって、骨は見つければいいの?

 

 ・要約読み(要約・推測は訓練すれば

       誰にでもできる)

    要約的な一文の見つけ方

      ①最初と最後の近くの分

      ②しかし、~のあとの文

      ③~なのではないでしょうか?文

      ④装丁読みで見つけた内容が書か

       れた文

 

  ・検証読み(辞書で調べる・簡単な本で

        理解するのもアリ)

            本は1冊ずつ読んではいけない。

          なぜなら本は基本的に1人の意見。

     =意見の偏りができてしまう。

   人の数だけ正しさがあり、意見がある。

   受け身の読書を避けられる。

   客観的で使える知識をインプットする。

   話す人によって理解度が違う事もある。

  

★人間は20分後には42%を忘れる生き物(エビングハウス忘却曲線

   したがって、同時でなければ、

     検証読みはできない。

   しかし、検証読みをすれば、

     長期記憶が可能。

   定期的な復讐で忘れにくくなる。

 脳には「長期記憶」と「短期記憶」がある。

 海馬がどちらに入れるかの判断は何度も

 見ているかどうか。

 

 そして、新しい角度からの復習はより

 重要と判断し、新しい角度からの

 インプットは長期記憶へいく。

 

 ・議論読み(東大生はアウトプットを

       重視する)

   読みっぱなしは効果半減。

   本とは会話をしよう。

     Speak…一方的な伝達

     Talk…相互的な会話

     本というのはtalkできるツール。

   どこが?
   本は直接声に出さないけど、きちんと

   返事を提供してくれる媒体。

     

これらの読み方以外にも、質問読みやクロス読み等も記載されています。

 

また、選書の方法なんかも書かれている

本の読み方を再考させられる1冊です。


著者と会話するように読書できるように

なれたら、読書ライフはますます楽しく

なるに違いありません。

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