第４９冊 『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン著 高橋璃子訳

　こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

「あれもこれも試したい、いいことは全部自分の生活に取り入れたい。

　だが、そんなやり方で人は進歩しない」

本書に記されている推薦者の言葉。続いて、

「本書は、自分にとっての本質的要素を見つけ出す手がかりとなるだろう」

モチベーション3.0の著者ダニエル・ピンクの言葉で始まる。

では、どうやって見つけ出すのか。

エッセンシャル思考になるには、まず3つの思い込みを克服せよ、と筆者はいいます。

『やらなくては』『どれも大事』『全部できる』である。確かに、全部やらないといけないから全部やる！となってしまうと時間が無限に必要になってしまう。

しかし、全部が必要なのだろうか？

筆者は大事なものは滅多にない。なんでもできるが、全部はやらないと決める事が必要と。

断る勇気が必要なのだと。

しかし、断ったら相手に不快な思いをさせると考え、引き受けてしまうのが人情。筆者はいいます。断ったとしても評価が下がることは無いと。

そうなんです、断ったとして相手がどう評価するかは相手の課題で、自分には変える事などできない。まさに『嫌われる勇気』 にでてくる【課題の分離】の発想。

それなら、自分がやると決めた事に集中して成果を出す事のほうが大切。

まずは、簡単な依頼は断っていく勇気を持ちたいですね。