第40冊『賢さをつくる-頭はよくなる。よくなりたければ-』 谷川祐基著

 こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

 

 さて、第40冊は「賢さをつくる-頭はよくなる。よくなりたければ-」です。

本著の著者は、具体化と抽象化の往復運動が思考であるとしたうえで、

頭のよさを❝具体と抽象の往復の❞距離の長さ・往復の速さ・往復の回数のことであると定義します。

 

そして具体化と抽象化については、犬を例に上下の関係ではなく左右の関係であり、あくまでも対等なんだといいます。右は抽象、左は具体で話が進みます。右は{全体・長期・本質・概念・精神}的であり、左は{個別・短期・実用・数値・現実}的であると。

右脳はイメージをつかさどり、左脳は言語をつかさどる脳といわれますから、とてもわかりやすい。

 

頭のよさを❝具体と抽象の往復❞の距離の長さ・往復の速さ・往復の回数としたうえで、頭をよくする(具体と抽象の往復する)思考方法について、脳トレや将棋、速読速聴など巷でいわれるやり方は非効率であるとバッサリいきます。

また、睡眠時間を確保や適度な運動についても、本来のチカラを発揮できるようになるだけと。

では、著者がススメる方法は・・・❓

 

それは【5W1Hの質問を自分にする】です。

部下には5W1H思考を押し付けてきたが(笑)、方向性は間違っていなかった。

 ここでのポイントは、WHY(なぜ)のみ抽象であり、残りの4W1Hは具体であるということ。「なぜ」は強力がゆえに、他人に質問してはいけないこと。この点に注意して思考を深めていきたいですね。

f:id:volcano9696:20211007103639p:plain