第64冊  賢者の書   喜多川 泰著

教えた側が賢者なのではない、学んだ側が賢者。

こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

前作に続いて、喜多川さん作品です。

 

著者が言いたいことを推測

 少年サイードが9人の賢者から学んだこと

 とある。9つの考え方・捉え方のことで

 あろう。

 著者の言う賢者とは。

 9つに共通する著者の言いたいことを

 紐解きたい。

 

・第1の賢者

 『行動』…なんのために必要なのか?

     自分の夢(ビジョン)にひつような

     パズルのピースを手に入れるため。

     =結果は成功とか失敗という概念

      にない。

 

・第2の賢者

 『可能性』…自分には無限の可能性がある。と

       信じることが必要なのではなく、

       「あるのだ」と自覚することが必要。

       自分の中にある無限の可能性があることに

       気づかない人が多いのだ。

 

・第3の賢者

 『自尊心と他尊心』…自分は唯一無二の存在である。

           同じように他人も唯一無二の存在。

           自尊心と他尊心は同じ高さであり、

           一緒に、より高みを目指すようにする。

           自分は尊い、他人も尊い

 

・第4の賢者

 『目標』…何になりたいか?ではなく、どんなソレに

      なりたいか?の方が重要だ。

      自らの理想とする人間像を追求する。

      すると、強い意志の力を身につける。

      目標とする人間像無くして幸せは無い。

 

・第5の賢者

 『今』…人生というのは1冊の伝記を

     完成させるようなもの。

     今日一日を、成功者としてふさわしい

     過ごし方をする。

     過去のページに後悔したり、

     将来のページに不安に感じたり、

     そんな1日を過ごしてはいけない。

     貴重な今日という日を大切に。

 

・第6の賢者

 『投資』…投資の意味の勘違い。

      お金を増やすことが投資ではない。

      資産とは時間。時間は万人に等しく

      与えられている。

      生活のために8時間働く必要はある。

      あと2時間を残業代のために働くのか?

      あとの2時間は、金に換えるため以外の

      ために働け!

      その投資で手に入る財産はピース。

      パズルを組み立てる大事なピース。

      賢者は時間を投資することを欠かさない。

 

・第7の賢者

 『幸福』…人間を大別すると。

       自分を幸せにするすることを探す人。

       他人を幸せにするすることを探す人。

      選択することができるが、これからの時代

      活躍しやすいのは後者。

      成功者と呼ばれる人たちは皆、後者。

      

・第8の賢者

 『言葉』…人生をつくるものは何か?

      行動、選択、決断?では浅い。

      それらは、もっと基本的なものの

      結果に過ぎない。

      答えは、言葉。

      言葉によって人生は作られる。

      人の心は、日ごろ耳にするすべての

      コトバの影響を受けて作られている。

      そして、一番影響を受けるのは、

      自分のコトバ。

      その人に起こるすべての出来事は、

      言葉に起因する当然の結果にすぎない。

 

最後の賢者

 『感謝』…人間は誰一人とて、一人で生きていけない。

      生きて行ける、手助けをしてくれることに

      感謝を忘れてはいけない。

      できるだけ言葉にしないといけない。

      それを伝えるために。

 『与える』…手に入れたいなら、先に与える。

       何かを身につけたいなら、教わる側では

       なく、教える側でなければならない。

       人から愛されたいのであれば、

       愛する側にまわる。

       どうやって手に入れるかではなく、

       どうやって人に与えるか。である。

 『誕生』…人間は何度だって生まれ変わることができる。

      何がきっかけになるかは誰もわからない。

      新しい人生のスタートにためらう必要はない。

      他人がどう思うかは関係ない。

 

運がいい人も、悪い人も、すべては自責。

逆に言えば、自分が変われば運は変えられる。

どんな人からも学ぶことはできる。

学ぶ姿勢を絶えず持ち続け、学んだことを

実践し続ける者が本当の賢者。

 

『目標』の賢者の、どんな職業になりたいのか?

ではなく、どんなソレになりたいか?という

概念は今回学んだ大きな課題となった。

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