第66冊 「手紙屋」 喜多川泰著

 こんばんは。 📚500冊読破を目指す9696です。

 

読書がつらくなってきたときの1冊はやはり

喜多川ファンタジー作品。

 

読みやすくて、初心を思い出させてくれます。

私を読書に引き込んだ最初の1冊「運転者」の

作者でもある著者の1冊。

 

題名からでは、内容は想像もつきません💧

どんな内容になっているのでしょうか。

本編は主人公が、手紙屋と呼んでいる相手と

10通の手紙をやり取りするという内容。

最後の最後に手紙屋の正体が意外な人物で

あった。

 

・一通目『物々交換』

あなたは欲しいものをどうやって手に入れますか?

『欲しいものはお金を払って手に入れる』

と考えがち。

しかし、今も昔も、世界中のどこであっても

私たちが欲しいものを手に入れる方法は

物々交換であるというのが事実。

 お金以外に対価として提供できるものは

 たくさんある。

 人は提供できるものをたくさん持っている。

 [お金をたくさんためれば、良いものが買える]

 という考え方では、他人が自分に求めるものが

 お金、という考え方になってしまう。

 

・二通目『あなたの称号』

 相手がどのような人かを判断してからではなく、

 相手に「こうなってほしい」と願いを込めて

 『称号』を与えてから人間関係をスタート。

 人間にはあらゆる性格が備わっている。

 したがって、人を変えようとする必要はない。

 あとは、相手の中にある、自分が欲しい性格を

 引き出してあげればいい。

 偉人たちは与えられた『称号』のとおりになっただけ。

 ※お金だけでなく、言葉でさえ相手が欲しがる

  物々交換の対象になる。

 

・三通目『天は自ら助くる者を助く』

 10年もすれば、世の中は大きく変わる。

 寝る間を惜しんで必死に働いても給料差は生まれない。

 では、手を抜いたほうが得なのか?

 しかし、他で頑張っている人のおかげで

 給料が発生しているという事実を忘れてはならない。

 会社が荒波に飲まれそうな時、あてにされない。

 必ず1人はいる。

 純粋に仕事を一生懸命やる人。

 自分にはどうにもできない境遇の人たちの共通点。

 ※それは“他力”をアテにして生きようとしてしまう人たち。

 ①報酬に関係なく、その時その時に自分の

  ベストをつくす!

 ②自分の人生は自分で作っているという強さを

  常に持つ!

 

・四通目『思いどおりの人生を生きる』

 人間は居場所がなくなるのを極端に嫌う動物。

 したがって、この恐怖心があれば行動を起こす。

 換言すれば、居場所があれば行動は起こさない。

 多くの人が文句を言いながら会社を

辞めない理由はそこにある。

チャンスはピンチであり、ピンチはチャンス。

ピンチをチャンスに変えるという事が

多くの成功者に不可欠。

 「人生は思い通りいく」と考えるには…

  →頭の中に天秤を置く

 願いに釣り合った対価が反対の皿に乗っているか。

 釣り合いがとれているなら、手に入るのは当然。

 人生の成功者になるという事は、

 逆境をたくさん乗り換えるということと同義。

・五通目『ある人の人生』

 まず、生もうと決心した人がいる。

 生まれてしばらくは、経験をしながら成長。

 権利(経済活動等)・義務(納税等)が発生する。

 そして、いつしか終わりを迎える。

 ある人とは「法人」である。

 では、長生きする人(法人)とは?

 その活動を多くの人から長い期間必要と

 され続ける法人である。

 そして、収入内で生活をする法人。

 

・六通目『自分に向いていることを探さない』

 どんな状況であれ人生を楽しむことは大切。

どんな種であっても、育て方さえ間違えなければ

芽を出し、茎を伸ばし、たくさんの実をつける。

種にあった育て方を見つける必要がある。

人は将来の夢が就職先で制限されると錯覚してしまう。

しかし、どんな会社に就職しても、約束も

保証もない[自由な場所]しかない。

自分に向いているかどうかはやってみないと

わからない。

本人が気づいていない可能性を開花させる方法は

本人だったら選ばないような仕事をさせること。

大海原では大きな船は安全で小さな船は危険か?

船の大きさと、危険性に相関関係はない。

大切なのは船がどういう目的で航海しているか。

 

・七通目『急がば回れ

 大切なのは、何になりたいのかではなく、

 どんなそれになりたいのかである。

 人間は目の前の壁を乗り越えることに集中して

 どう乗り越えたか、がないがしろになってしまう。

 必要条件を満たすだけではなく、満たす以上の

 勉強をしなければならない。

 えてして最短ルートを探しがちだが、必ずしも

 最短ではない場合がある。

 今、目の前にある事は絶対将来必要になること。

 と思い、全力で取り組む事が必要。

・八通目『あなたの成功は世界を変える』

 多くの収入を得ることは、より多くの人に

 必要とされていることに他ならない。

 多くの報酬を得ることを目的にしてはいけない。

 たとえ、自分のやりたいことが世の中の

 誰もなしえてないことであっても、絶対に

 自分の中から切り離してはいけない。

 大きな夢=大きな壁である。

 

・九通目『自分を磨き・行動する』

 新品の机も1週間もすればほこりがたまる。

 ピカピカであり続ける方法の1つ。

 掃除を習慣化すること。

 自分みがきも同じ。習慣化する。

 どうやって?

 誰かの考えが記されたものを読み

 それに対する自分の意見を書く。

 そしてもう1つ。

 動き続けること。

 「慣性の法則」を利用する。

 転がる石に苔はつかない。

 

・十通目『人生の始まり』

 成功する人と、失敗する人の違い。

 失敗する人…才能が無かった。

 成功する人…情熱をもってやり続けただけ。

 理由の自己分析が違う。

 才能とは、あらかじめあるものではなく

 自らの努力で開花させるもの。

 失敗した人は才能を理由に挙げ、

 成功した人は情熱を理由に挙げる。

 

人の考えた文章を読み、自分の意見を書く。

成長するのに欠かせない行動。

再確認できただけでも読む価値ありました。

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第65冊 できる上司は会話が9割  林健太郎著

あなたは部下とどんな会話がしたいですか?

こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

 

著者が言いたいことを推測

 「困った部下」が戦力に変わる、コーチングのスゴ技。

 とある。できる上司とは、コーチングのうまい上司のこと

 をいうのだろう。そして、それは会話が9割を占める。

 捉え方を変えた会話術(コーチング)で部下を戦力に変える

 ことができる指南書になっていると推測。

 

・上司の2つの役割

  ①チームをまとめて成果を上げること

  ②育成

 本書で扱うのは②育成をメイン。

 部下を育てるには、個別化された会話が必要。

 「会話」は共に成長し発展していくための取り組み。

 現代の部下は昇級のような❝ニンジン❞では動かない。

  →部下のモチベーションがどこにあるのか掘り出し

   共通の目標として掲げて進むことが必要なのだ。

 

・部下が育たないに効く

 【すぐに諦める部下】をつくっているのは上司の私。

 なぜ?

  →なぜなら、上司が部下に代わって解決策を考えてしまう。

   部下は自分の頭で考えて行動することを放棄してしまう。

   そんな部下からは、私は『ちょろい上司』である。

    ※部下をラクにさせてはいけない。

 承認は、褒めてするのではなく、見ているよ・受けとって

 いるよの合図を相手に言葉で伝えるのが◎

  例:言葉や存在の承認

成果の承認

プロセスの承認

    見解の承認

  ポイントは、手短に!!

 

・1ON1での過ち

 問題を解決しようと思うあまり、部下の話す機会を

 奪ってしまう。無駄な時間に時間になってしまう。

 どうすればいい?

  →判断を先送りして、傾聴する。

   両者がしゃべらない沈黙の時間があっても我慢。

  ※人は、もっと自分の話を聞いてもらいたいという

   欲求がある。

 

・緊急度合いによって、部下の自主性を奪っても

 指示命令をするという判断もアリ。

 

・感情のコントロールは上司の必須スキル。

 EQ(心の知能指数)の4つの領域

 ⑴自分の感情を認識する。

 ⑵自分の感情をコントロールする。

 ⑶他者の気持ちを認識する。

 ⑷人間関係を適切に管理する。

 これらをベースに感情を上手に使っていく。

 

・『教えて下さい』に隠された真意

 部下の隠された真実を引き出す対話スキル

 ⅰ復唱する

 ⅱ真意を引き出す

 ⅲテーマを設定する

 ⅳ合意形成をする

 注:ただ聞いてもらいたいだけのこともある。

 

・覚えの悪い部下にはパーソナルトレーナースタイルで

 中長期的に戦力として考えているなら、価値あり。

 覚えないのは、やる気スイッチが入っていない。

 しかし、部下のやる気スイッチを入れるのは上司の仕事。

 現代は価値観が多様化しているため、

自分でスイッチ入れないことを選択する部下が増えた。

 ましてや、威圧的な言動はパワハラとして訴えられる。

 どうしたらいいのか?

  →丁寧にかかわることで、信頼が生まれる。

   そうすることで鼻先のニンジンを探る。

 

・明確な指示を出したつもりになっていないか?

 部下にとっては、漏れのある指示になっている。

 一方、部下が覚えていないこともある。

  人は、話全体の約25%しか覚えていない。

  したがって、もう一度丁寧に説明する方が賢明。

 防止するためには、確認と合意のひと手間を入れる。

 

・上司が陥りやすいのが、質問攻め

 質問には2種類ある

  ①クローズドエスチョン…2択のような質問。

  ②オープンクエスチョン…答えの幅のある質問。

  例:『どう思う?』『どうしたい?』『どう感じた?』

 ※何のために質問をするのか?

  部下からの意見を真剣に引き出したいのなら、

  自分のためではなく、相手のためという視点が不可欠。

 そして、相手に対する好奇心と承認を忘れない。

 

・一人で空回りしている。部下がついてこない。

 一度立ち止まって、自分の感情を観察する。

 内観・俯瞰する。

 

・上司という役割になりきれていない

 関係性に合わせて、かぶる防止を変えていく。

  以下の役割の防止がある事を明確に意識する。

  『指示・命令を出す人』『評価する人』『相談相手』など。

 今、私はこういう帽子をかぶった立場で話をしていますと

 伝える技術が必要(実況中継のテクニック)。

 ☆短い時間でも、部下に自分の役割を丁寧に言葉で伝える

  ことで(時間と労力の投資)、部下との関係性は向上。

 

・着任最初の挨拶は誰も覚えていない

  気合をいれるなら、部下が聞きたい話を考える。

  ①印象が残るように演出する

  ②覚ええておいてもらいたいことだけ

  印象マネジメントは言語と非言語で組立て。

 

・新しい人材と既存の人材が不仲な場合

  例:企業文化の違いで両者が対立

  →すぐに手を打たなければならない。

   ⊡時間が解決してくれるから…✖

   ⊡当人同士で解決してくれよ…✖

 

 介入する際に意識すること

  ①正否を判断しない

   判断したとて関係修復には役立たない

  ②両者の不仲を解消することを目指さない

   求められているのは、業務上の成果。

   成果を出すためにやりくりできればいい。

   「共に働ける能力」を上げることを優先。

   そのための旗振り役が求められる。

※リーダーが選択すべき能力は「メディエーター」

  つまり「仲介者」「調停者」。

 

・まったく業務経験のない部署の管理職になる。

 チーム内での立ち位置を伝える。

  部下たちは、まず上司の品定めをしている。

   初日の挨拶は、立ち位置を伝える絶好のチャンス。

    ⊡ここで何をするつもりなのか

  自らすすんでフィードバックを取りに行く。

 

・部下が同じ意識で働いてくれない

 「なぜ」を伝えているか

  なぜを伝えることが、人の心をうごかす。

  そのため、なぜを上司が知らないといけない。

  なぜするのかを共有する。

 

・経営陣の方針が変わった。部下に納得させるには

 部下たちの感情を想像して策を打つ

 部下の感情をプラスにするストーリーがつくれるか。

 シナリオの能力がリーダーには求められる。

 

・売上上げろ、残業減らせ。すべては不可能な指令。

 自分のメンタルと相談して、病むレベルなら

 一度、立ち止まる。

 強いストレスを与えて病ませたとしても、会社は

 なんら責任をとってくれないだろう。

 その仕事は、体を壊してまでしなければならないのか。

 あなたは、なぜその会社で働いていますか?

 

以上より、著者は「伝える」という事は、伝えたい

思いを言葉にすること。

それができる上司が優秀と評価されるということ

なんだと感じました。

伝える技術は学ぶことができるが、

伝えたいという思いは、学べない。

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第64冊  賢者の書   喜多川 泰著

教えた側が賢者なのではない、学んだ側が賢者。

こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

前作に続いて、喜多川さん作品です。

 

著者が言いたいことを推測

 少年サイードが9人の賢者から学んだこと

 とある。9つの考え方・捉え方のことで

 あろう。

 著者の言う賢者とは。

 9つに共通する著者の言いたいことを

 紐解きたい。

 

・第1の賢者

 『行動』…なんのために必要なのか?

     自分の夢(ビジョン)にひつような

     パズルのピースを手に入れるため。

     =結果は成功とか失敗という概念

      にない。

 

・第2の賢者

 『可能性』…自分には無限の可能性がある。と

       信じることが必要なのではなく、

       「あるのだ」と自覚することが必要。

       自分の中にある無限の可能性があることに

       気づかない人が多いのだ。

 

・第3の賢者

 『自尊心と他尊心』…自分は唯一無二の存在である。

           同じように他人も唯一無二の存在。

           自尊心と他尊心は同じ高さであり、

           一緒に、より高みを目指すようにする。

           自分は尊い、他人も尊い

 

・第4の賢者

 『目標』…何になりたいか?ではなく、どんなソレに

      なりたいか?の方が重要だ。

      自らの理想とする人間像を追求する。

      すると、強い意志の力を身につける。

      目標とする人間像無くして幸せは無い。

 

・第5の賢者

 『今』…人生というのは1冊の伝記を

     完成させるようなもの。

     今日一日を、成功者としてふさわしい

     過ごし方をする。

     過去のページに後悔したり、

     将来のページに不安に感じたり、

     そんな1日を過ごしてはいけない。

     貴重な今日という日を大切に。

 

・第6の賢者

 『投資』…投資の意味の勘違い。

      お金を増やすことが投資ではない。

      資産とは時間。時間は万人に等しく

      与えられている。

      生活のために8時間働く必要はある。

      あと2時間を残業代のために働くのか?

      あとの2時間は、金に換えるため以外の

      ために働け!

      その投資で手に入る財産はピース。

      パズルを組み立てる大事なピース。

      賢者は時間を投資することを欠かさない。

 

・第7の賢者

 『幸福』…人間を大別すると。

       自分を幸せにするすることを探す人。

       他人を幸せにするすることを探す人。

      選択することができるが、これからの時代

      活躍しやすいのは後者。

      成功者と呼ばれる人たちは皆、後者。

      

・第8の賢者

 『言葉』…人生をつくるものは何か?

      行動、選択、決断?では浅い。

      それらは、もっと基本的なものの

      結果に過ぎない。

      答えは、言葉。

      言葉によって人生は作られる。

      人の心は、日ごろ耳にするすべての

      コトバの影響を受けて作られている。

      そして、一番影響を受けるのは、

      自分のコトバ。

      その人に起こるすべての出来事は、

      言葉に起因する当然の結果にすぎない。

 

最後の賢者

 『感謝』…人間は誰一人とて、一人で生きていけない。

      生きて行ける、手助けをしてくれることに

      感謝を忘れてはいけない。

      できるだけ言葉にしないといけない。

      それを伝えるために。

 『与える』…手に入れたいなら、先に与える。

       何かを身につけたいなら、教わる側では

       なく、教える側でなければならない。

       人から愛されたいのであれば、

       愛する側にまわる。

       どうやって手に入れるかではなく、

       どうやって人に与えるか。である。

 『誕生』…人間は何度だって生まれ変わることができる。

      何がきっかけになるかは誰もわからない。

      新しい人生のスタートにためらう必要はない。

      他人がどう思うかは関係ない。

 

運がいい人も、悪い人も、すべては自責。

逆に言えば、自分が変われば運は変えられる。

どんな人からも学ぶことはできる。

学ぶ姿勢を絶えず持ち続け、学んだことを

実践し続ける者が本当の賢者。

 

『目標』の賢者の、どんな職業になりたいのか?

ではなく、どんなソレになりたいか?という

概念は今回学んだ大きな課題となった。

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第63冊 君と会えたから・・・    喜多川 泰著

いつ爆発するかわからない時限爆弾

こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

 

著者が言いたいことを推測

 命の大切さ、時間の有限感、そんな思いが

 伝わってくるような題名。

 『運転者』のような心にぶっ刺さる1冊と

 なるのか。

 ファンタジー自己啓発の掛け算なのか。

 再び喜多川ワールドを。開園!!

 

・主人公の父親が自分で経営する本屋にて

 大型店の影響を受けて、方針を変更。

 自分の売りたい本を置くと決断。

 その決断が生んだ3つ。

 ①客層の変化

 ②万引きの激減

 そして、この先重要になるであろう

 人物との出会い。

 そう、③彼女(ハルカ)との出会い

 

・人生を変える1冊の本との出会い

 読み始めた動機は不純だが、

 出会ってしまった本。

 『狂おしいほどの情熱をもって行動を

 繰り返せ』

 というような内容が書かれた本。

 たしか、ソフトバンク孫社長も何かで

 そんな内容の話をしている動画をみた

 ような…。

 

・ライフリストの作成

 人生において達成したいコトを60個

 書きだす。

 人生で約束されていることは、たった1つ。

 いつかは死ぬということだけ。

 人は、その辺に転がっている1つの

 職業を選んで、それが夢だ。

 と言い始めてしまう。

 

・2枚目のライフリストの作成

 2枚目には、自分の人生の中で他の人に

 やってあげたいことを書いていく。

 =GIVEのリストとTAKEのリスト。

本当に目標にしなきゃいけないのは2枚目の

自分が他の人に何ができるかの方。

・実際に行動する(今すぐに

 2枚目のリストの中の重要なことは、今できること。

 毎日、2枚目のリストの中から今日できることが

無いか確認する。

  リストは更新していく。

  『素直に勝る天才は無し』

  

・円のよみ方、ありがとう。

 ハンバーガー🍔1つにもたくさんの人が関わっている。

 ※欲しいもの手に入れるために、お金を払っているのではない。それに携わって人に、ありがとうを届けているのだ。

つまり、お金を儲けるという事は、【ありがとう】を集めることだ。

 

・1000万円稼ぐのに、時給800円でどう稼ぐ?

 一週間40時間労働とすると、12500時間で約6年。

 1000万ありがとうを1時間でもらう方法はないか?

 という発想をしない。

 若いときから、時給換算で働くクセがついている。

 将来のための社会勉強がしたいなら、時給で働くのではなく、

 無償で働く方が良い。

 なぜなら、もっと人のためになる方法はないか?と考える。

            ↓

 多くの人から、ありがとうと言ってもらえる考え方が自然に

 身についているから。

 

・今の自分の中には、外に漏れるくらいの明るい光が

 煌々と燃えているか?

 想像力は、人間の持つ大きな武器。

 自分の内側に明かりをともすだけで、コンプレックスや傷は

 その人の魅力を引き出す個性になる。

 

・ハルカの講義は命とともに終わりを迎える

 そして、物語は終焉を迎える。

 ハルカとその父、主人公の義母、教え子

 4人の死。から有限の時間に対する作者の思いへ。

 『死生観』を持つ。時間(命)は有限であることは誰もが

 知っているが、行じることは難しい。

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第62冊 成功している人は、なぜ聞き方がうまいのか  八木龍平著

 自分と違う意見の相手を理解できますか?

 こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

62冊目は、八木龍平著

「成功している人は、なぜ聞き方がうまいのか」

です。

 

題名から著者が言いたいことを推測

 何らかの方法でデータをとったところ、

著者のいう、成功している人たちの大多数は、

聞き方が上手い。その聞き方を紹介。

             ↓

 成功者になるためには、聞き方を学ぶ必要がある。

という事が言いたいのかと推測できる。

 

さて、内容はいかに?

・共感力はゼロでいい

   聞き上手=共感力のある人か? 

   まず、共感には2種類ある。

    ①シンパシー…ある考えに同意・指示をする。

           同じ立場や意見の人に抱く感情。

    ②エンパシー…他人の感情や経験を理解する。

           違う意見や立場の人を理解する能力。

   よって、シンパシーは感情だが、エンパシーは能力。

   ここでいう、共感力はゼロでいいのいう共感力とは、

   「シンパシー」のこと。

   ※聞き上手に必要なのは、違う意見の相手を理解する能力。

 

・人の器は聞く力で測れる

あなたは職場などで自分の話ばかりしていないか?

器が大きいと評価されるのはこんな人。
    →自分と違う意見でもちゃんと受け入れられる。

自分の知らない話に耳を傾けられる。

わからない事に耐える力(人の器)が聞く力には必要だ。

・わからない状態に耐える力
  (ネガティブケイパビリティ)

文豪は登場人物を簡単に理解しない。

・聞き上手は主導権を相手に渡す

尋問が1番ダメな聞き方。

例:犯罪捜査では、捜査官が主導権を握る。

 

そして、質問者は聞きたいことだけを聞く。

相手は、気持ちよく話せるわけがない。

したがって、聞き上手は、漠然とした質問で話を相手に委ねる。

例:『最近どう?』や『ご機嫌いかが?』

 

聞き上手は、相手に主導権を渡す。

相手をピッチャ-にして、キャッチャーになる。

自分が目立つのではなく、相手に花を持たせる姿勢。

 

・本書の聞き上手とは、お互いが人として成長する

能力であり、態度である。

 聞き上手に話を聞いてもらって、自分の力を

 認めてもらった人は、それだけで幸せな気持ちになる。

 

進化心理学でわかる男女の本能

  女性はただ愚痴を聞いてほしいだけなのに、

 相手の男性は余計なアドバイスや意見をしたがる。

  男性の本能は、多くの異性に種をまこうとする。

  女性の本能は、よりよいパートナーを求めて本命を乗り換える。

  男女の利害は、違う。と理解し認める。

  女性から見た、男性の聞き上手には必要。

 

・聞く力こそ情報化社会の成功スキル

  氾濫する情報をうまく聞く。

   インターネットによって生まれた弊害(インフォデミック)

   =情報の感染爆発。

  出回っている情報の中には、もっともらしいもの、

  素人には判断がつかない情報もある。

  流れる情報を、いかに「聞く」かが重要。

  拡散者にならないためには?

   わからないことに結論を出さない。

   =ネガティブ・ケイパビリティで「わからない」に耐える。

    そして、わかったふりをしない。

 

・ひと呼吸おく

 『ふぅーむ』『うーむ』で第一チャクラ、第二チャクラを活性化。

 危機のときほど、聞く力が必要になる。

  先の見えない時代に必要なのは、柔軟に対応する能力。

 

・相手が話し出すのを待つ

  『雄弁は銀、沈黙は金』(ヨーロッパ格言)

  相手が話し出す、10秒沈黙してみる。

 

・相手と同じ動作をする

 共通点がある人は好感をもたれる。

  

・聞いていますシグナルを出す

 本当に聞いているかよりも大切なこと。

  =「私はあなたの話を聞いてますよ」と相手にわかって

    もらうことが、聞き上手になる最も大事な技術。

 

・聞く達人は根源的欲求を引き出す

 欲しいものと、本当に得たいコトは違う。

  聞き方の態度によって、話し手は深いところの話ができる

  ➩まだ整理されていない、深いところに話が及ぶ

  ➩相手は自然と問題に対峙し、解決に向かう。

★奥義『根源的欲求が相手から出てくるとき、

       大きな精神的成長が起こる』

  Wants(need)の先にあるものが大切

   例:車が欲しい人の根源的欲求は物欲か?

      否。根源的欲求は、車を所有した後の出来事。

 

・前意識がすべてのカギを握る

  有意識と無意識の間にあるもの。

   前意識は普段、意識することは無いが、努力で意識化できる

   ことから、無意識とは区別される。

  根源的欲求(リビドー)にアプローチするには、

その調整役である前意識に注目する必要がある。

 

・うなずき、あいづちのコツ

  ちゃんと聞いているよ、の合図以外にも、相手を不安にさせない。

  うなずき2割増し、あいづち3割増しで接する。

  初対面の相手にはそれぐらいでちょうど良い。

 

・オープンクエスチョンで質問する

  オープンクエスチョンとは、YesかNo以外の

  回答で答える質問。

   仮説確認質問ではなく、仮説を生成する質問をする。

    例:マスコミは論調を前提に聞く『自粛生活、辛いですよね?』

      これは、完全に仮説確認質問。

      一方,仮説を見つけるための質問をする記者は、

      『自粛生活どうですか?』とやる。

   『最近、どう?』といった、挨拶と質問の中間のような

   問いかけは、仮説生成質問(オープンクエスチョン)となる。

     →漠然とした質問だからこそ、相手は自由にはなせるし、

     「自分って、こんなこと思っていたんだ」と気付くこともある。

 

 ・繰り返し、言い換え、反射

  傾聴・・・意識して、よく話を聞くこと。

  これが、聞き上手な人の基本。

  傾聴の基本フォームが、【繰り返し、言い換え、反射】

   繰り返しは、受け止めていますの合図。

   言い換えで、仮説を立てておうかがいを立てる。

   反射とは、話を発展させること。相手の考えを

          より深いところへ持っていくテクニック。

 

 ・相手を応援する気持ちで聞く

  応援の基本は寄り添って促すこと

  寄り添うとは、空間と時間を共有すること。

  ただ、一緒にいて相手に注意を向けるだけで

   促すことができる。

 

まとめとなりますが、聞く力は人間力であり、

人間力を成長させることで、聞く力は増し

人間関係を円滑にする。

人間関係を円滑にすることで人生を豊かにする。

そんなことが学べる1冊となりました。

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第61冊 フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を 箱根駅伝優勝に導いた47の言葉  原晋著

 伸びる人間には覚悟がある

 こんにちは。 📚500冊読破を目指す

 9696です。

 

今回は、お正月の風物詩「箱根駅伝」で常勝軍団を作り上げた

あの青山学院の監督、原監督が書かれた著書です。

メディアへの露出も多い方ですので、知っている方も多いのでは。

 

まず、題名から著者の伝えたいことの推測

 フツーの会社員…会社内での評価は可も

         なく不可もなく。

 青山学院大学…今年の箱根駅伝

        優勝してましたね。

 優勝に導いた47の言葉…厳しい言葉を

    かけたのか、フォローに徹したのか?


これらから、特別な能力が無くても、

コミュケーション等で組織を

強くできる。ってことかと推測しました。

 

さて、内容はいかに?

・業界の常識を疑え

   周りが変化しているのに自分は

   変わらない。これも「退化」

 

・誰がやっても強い組織づくり

   土台がないチームに連覇はない

 

・土壌が腐っていたら、いくらいい種でも

 芽が出ない

   土壌を耕すには時間がかかる

 

・目標管理ミーティングで成長を促す

   自分で決めた目標を貼りだすことで

   達成へのモチベーションを高める。

 

コーチングの前にティーチングあり

   ステージ1(命令型)…メンバーに

      知識や技術を細かく教えていく。

   ステージ2(指示型)…スタッフに

            少しずつ権限移譲。

   ステージ3(投げかけ方)…メンバーの

              自主性を尊重。

   ステージ4(サポーター型)…サポーター

               役にまわる。

 

 ・いちばん辛いときに明るくなれる人が

  リーダー

   キャプテンに求める素質は、チームの

   空気を変えられるかどうか。

   最後はやはり人間性

   できる理屈を考えられるかどうか。

   ときには理不尽なことも、

   前向きにとらえて周りに伝える

   言葉を持っているか。

 

 ・エースを育てよ、エースに頼るな

   チームが熟成したら、チームの一体感

       →チームの緊張感へ。

   エースが他の選手の力を引き出す

   チームは強い。

 

 ・迷ったら、基本に立ち返る

   土台が弱いチームは、自主性と

   自由をはき違えてしまう。

   ステージ1,2を飛ばして3にいくと、

   同好会のようになってしまう。

 

 ・相談してくる人、に育てる

   相談することは、考える癖をつける

   良い訓練になる。

   相談できる空気をつくるのも

   指導者の務め監督の仕事。

   結果を出したいなら、

   重要視するのは過去でなく今。

   やってくれるだろう、では通用しない。

 

 ・怒るより、詰める

   組織が成熟してくると、日々の変化を

   感じ取るのが主な仕事

   チームに緊張感が足りないと思った時だけ動く

   成熟したチームの指導者は「遠くから」が定位置

 

 ・管理職の仕事は、管理することではなく、感じること

   感じるためには、本気で観察すること。

   将来有望な人材は控室にいる段階でもオーラを放っている。

 

 ・自分のことを自慢しなさい

   自分が考えていることや思いをしっかり伝えてくる。

    =自分の言葉を持っている。

 

 ☆・体育会流のいい返事をする人間は伸びない

   監督の質問にすべてハイッで答える子は期待できない。

   なぜなら、すべてハイと答えておけばいいと考えがち。

    =何も考えていない可能性が高い。

   監督の顔色をうかがうようになったら最悪。

   人の指示を待たずに動ける、考えられる人材が伸びる時代だ。

   監督や上司の指示を与えられた条件・状況内で柔軟に考えられる人材。

 

 ・チャラいは最高のほめ言葉

   やるべきことをやり、チャラいこともできる。

   そういう選手は伸びる。自分を発揮しているのだから。

 

 ・来てくださいとお願いするな

   採用する側が絶対にやってはいけないこと

   それは、のちのち影響を与えるような関係性をつくること

   お互いにメリットがある関係でなければ組織も人も伸びない。

 

 ・目線は自在に上下できないといけない

   余裕のない指導者は虚勢を張りたがる

   余裕がないと部下の細かいところまで管理してしまう。

   一方、言うべきことは言うという、目線を上げることも必要。

   部下とお友達になる上司は組織に必要ない。

 

 ・考える事が楽しいと思える人をつくれ

   自分で考えられないと、仕事そのものが楽しくない

   選手自身が考える事でマネジメント力がつく。

   考えさせなければ、考える癖はつかない。

   自分で考えさせる時間を与え、仕事を任せない限り

   部下は成長しないし、組織のチカラになることはない。

 

 ・できない理屈を並べるな、できる理由を考えろ

   できる理屈を考える癖をつける

   常日頃から「どうする?」を問いかける

   できる理屈は真剣に考えないと出てこない。

 

 ・チームには平等観が必要だ

   チームを強くするにはエースの存在が必要

   メンバーはエースから自信をもらう

   エースの存在によって組織は活性化する。

   指導者が絶対やってはいけないこと 

     チーム内が切磋琢磨する前に、能力の高い人材をエース

     に決めてしまう事。

     なぜなら、周りが認めていないとほかのメンバーがへこむ。

 

 ・ピーキング理論で1年に1度の日に勝つ

   ベストに近い状態でレースに臨むトレーニング(プラン)

   ピーキングはスキルである。

     有森氏「オリンピックは一番強い選手が勝つのではなく、

         その日に一番の調子を持って来た人が勝つ」

 

 ・強いチームにいるから自分も強い、と勘違いするな

   今の順位に満足しないマインドが必要。

 

 ・陸上だけではなく、人として成長することが大事

   人としてどうあるべきか。

   大学生でも、社会人でも、人として必要なことがある。

   人間性を磨くことは、競技能力を高めるうえでも大切。

   競技成績は残せなかったとしても、ビジネスで活躍できる。

   先輩が活躍することで就活も有利になり、スカウトも楽。

   

 ・コミュニケーション力を武器にせよ

   コミュニケーションなしで、組織の中では成長しない。

   食事の会話からもコミュニケーション力は培われる。

   なぜなら、何かを伝えるには、どう表現するかが大切。

   表現力は、複数の人が集まる組織の中では武器になる。

   コミュニケーション無しで物事が進められることはない。

 

 ・規則正しい生活で成長の核をつくれ

   規則正しい生活を送るだけで、個々の能力もチーム力も

   格段に上がる。

   どんなに優秀なトレーナーが教えても、睡眠が足りていないと

   パフォーマンスは落ちてしまう。

 

 ・成長させたいなら、見守りなさい

   生活改善の重要性は伝えるが、生活を束縛することはしない。

   規則正しい生活の目的が自覚できるかどうかの問題。

   任されている、信頼さえていると思えば、自分で考えて行動する。

   

 ・心根の悪い人間が、チームをダメにする

   心根が良くて努力できる人ほどよく伸びる。

    心根が悪いとは、自分のことしか考えられない人のこと。

   組織力やチーム力を押し上げていくのは、努力のできる心根のいい人間。

 

 ・50番目の人間にも、50番目の価値がある。

   エースとビリ、互いに存在意義を共有できるチームは強い。

 

 ・伸びる人間には覚悟がある

   (cf.全身に何百の武器を仕込んでも腹にくくった一本の槍にゃ

     適わねェこともある(one pieceゼフ))

   結果を出す、という強い覚悟が無ければ、結果につながらない。

   なぜなら、人は怠ける動物だから。

   

 ・適材適所でチーム力を上げる

   チーム全員に、それぞれの役割がある。

   それぞれの役割が上手く機能することでチームは成長していく。

   キャプテンはチームで話し合って選任。

   寮長はマメさと気づき、そして寮母との相性の良さで選任。

 

 ・まともなことを言い続けると、最終的に仲間は残る

   どんなに反発されても、自分の信念を曲げてはいけない。

   反対者には、ビジョンを根気強く説明する。

   言い続けたから、結果がついてくるまで仲間がいた。

   一番の理解者は妻。(陸上をしらないため、一般常識での指摘あり)

   自分をわかってくれる人が一人でもいれば、乗り越えていける。

 

 ・強い組織を作りたいなら、まず自分が先頭に立って目立て

   メディア露出の4つの効果

    ①大学の認知度UP→サポートの充実

    ②注目されることでの選手のモチベーションアップ

    ③スカウトを有利にする

    ④メンタルの強化

   ※1つの行為で複数の効果を狙う

 

以上より、筆者が言いたいことは、コミュニケーションで

チームが強くなるというより、大事なのは人間力

コミュニケーションは強くなるための道具。

青山学院大学人間力を培うことで、7つの習慣でいう

「主体的である」を実践し強くなった。

 

メジャーリーグでMVPを獲得した大谷選手も高い人間力

が評価されています。当然、フィジカルな部分もありますが、

スポーツも人間力でチームが強くなるなら、チームで仕事する

ビジネスにおいては必須条件といえるのではないでしょうか。

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第60冊 「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書 西岡壱誠著

本は魚だ。 え?

 

みなさんこんにちは。500冊読破を目指す9696です。

60冊目は、苦労の末東大合格を果たした西岡壱誠著「東大読書」です。

 

冒頭の表現、え?!ってなりますよね。

著者の説明はこうです。

 

どんな文章でも、本でも、最初から最後まで骨になる「主張」が通っている。

その「骨となる主張」に、さまざまな「身」がついている。(例や根拠)

 

本の著者が伝えたいのは、身でなくて、骨。

頭と尻尾は骨を見つけやすい。著者は文章の最初と最後に骨を見せやすい。

どうやって、骨は見つければいいの?

 

 ・要約読み(要約・推測は訓練すれば

       誰にでもできる)

    要約的な一文の見つけ方

      ①最初と最後の近くの分

      ②しかし、~のあとの文

      ③~なのではないでしょうか?文

      ④装丁読みで見つけた内容が書か

       れた文

 

  ・検証読み(辞書で調べる・簡単な本で

        理解するのもアリ)

            本は1冊ずつ読んではいけない。

          なぜなら本は基本的に1人の意見。

     =意見の偏りができてしまう。

   人の数だけ正しさがあり、意見がある。

   受け身の読書を避けられる。

   客観的で使える知識をインプットする。

   話す人によって理解度が違う事もある。

  

★人間は20分後には42%を忘れる生き物(エビングハウス忘却曲線

   したがって、同時でなければ、

     検証読みはできない。

   しかし、検証読みをすれば、

     長期記憶が可能。

   定期的な復讐で忘れにくくなる。

 脳には「長期記憶」と「短期記憶」がある。

 海馬がどちらに入れるかの判断は何度も

 見ているかどうか。

 

 そして、新しい角度からの復習はより

 重要と判断し、新しい角度からの

 インプットは長期記憶へいく。

 

 ・議論読み(東大生はアウトプットを

       重視する)

   読みっぱなしは効果半減。

   本とは会話をしよう。

     Speak…一方的な伝達

     Talk…相互的な会話

     本というのはtalkできるツール。

   どこが?
   本は直接声に出さないけど、きちんと

   返事を提供してくれる媒体。

     

これらの読み方以外にも、質問読みやクロス読み等も記載されています。

 

また、選書の方法なんかも書かれている

本の読み方を再考させられる1冊です。


著者と会話するように読書できるように

なれたら、読書ライフはますます楽しく

なるに違いありません。

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第59冊 孫社長にたたきこまれたすごい「数値化」仕事術 三木雄信著

どんな焼肉もその美味しさは徐々に減っていく。

こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

 

59冊目は、孫社長の社長室長としてソウフトバンクの数字思考をたたきこまれた著者の 数値化からアプローチする仕事術です。本著はとても勉強になりました。とくに自分の弱点でもある、数字の強さに関する記述は参考になりましたので、紹介します。

 

☆『数字に強い人』は知っている理論・法則(例:72の法則)

大数の法則と期待値…トライアルの回数を増やせば増やすほど、確率は理論値に近づく。

 例:サイコロの1が出る確率は降れば

    降るほど1/6に近づく。

 

 ・勝率を上げるためには、有利なサイコロを振る(人脈、金、システムを得る)。

 

 

②鮭の卵理論…「数うちゃ当たる」をいかに低コストでやり続けるか。

 

 ・当たるまでクジを引くためには、引くコストを下げるしかない。

 

 ・孫社長は未来が読めるのではなく、成功確率を上げるための戦略を

        ロジカルに組立てる。

 

③72の法則…複利のパワーは絶対の味方につけるべき。

 

 ・年平均の会社成長率は複利で効いてくる。

 

 ・お金の複利計算は市場、業界、会社の成長率にもあてはまる。

 

 ・複利を計算してくれるサイトがある。『高度計算サイトkeisan』

 

 ・72の法則…72を数字で割るだけ。

   例:⑴年8%で成長している会社の

    売上が、2倍になるまでにかかる年数

    72÷8=9  よって、約9年

     ⑵売り上げが10億円の企業が、

      5年で2倍にするには何%で

      成長しないといけないか。

      72÷5=14、4  

      よって、約14%

 

 ・前年度割れしなければ良いでは、甘い!

 

限界効用逓減の法則(ミクロ経済学…どんな焼肉もその美味しさは徐々に

                                                                      減っていく。

 ・量が関わる物事については、食べ物以外にもこの法則が当てはまる。

 

 ・投入コストを増やしているのにアウトプットが伸びないと感じたら

  いったんSTOP。

 

ダンバー数…200人を超えたら集団を分ける。

 ・祖業から順調に成長してきたベンチャーも300人規模を超えた途端

  マネジメントが難化。

 

 ・100人~230人の間が安定した人間関係を保てる限界(byダンバー)

 

マジックナンバー7…1人の上司がみられる部下は7人まで。

 ・机に硬貨をばらまいたとき、人間が一瞬で数を認識できるのは7枚程度。

 

 ・困難は分割せよ。

 

⑦イノベータ理論とキャズム理論(エベレット・ロジャース)…マニア向けで

                            終わらないために。

 ・どこまで普及すれば、市場から消えずに生き残るのか。

 

 ・商品購入の態度によって以下5つのグループに分類。

  イノベーター(革新者)…新しいものを進んで採用 25%

  アーリーアダプター(初期採用者)…流行に敏感で影響力を発揮。 13.5%

  アーリーマジョリティー(前期追随者)…新しいものの採用に比較的慎重。 34%

  レイトマジョリティー(後期追随者)…新しいものの採用に懐疑的。 34%

  ラガード(遅滞者)…最も保守的、流行が一般化するまで採用しない。 16%

  

  

  ※ロジャース氏はイノベーターは価値に着目しないため影響力がないが、

   アーリーアダプターは価値に着目するため、他への影響力は大きいと考える。

   

   一方、ムーア氏の『キャズム理論』は、アーリーマジョリティへの

   マーケティングも必要。

   なぜなら、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には

   容易に超えられない壁がある。と提唱。

   例:iPhoneブラックベリーの戦略

 

など、第4章に書かれている『数字に強い人は知ってい理論・法則』のみで

も十分読む価値がありますが、全5章すべて勉強になりました。

 

3000ページ以上のボリュームですが、楽しく読むことができる1冊でした。

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第58冊 人もお金もついてくるリーダーの哲学 井上裕之著

人もお金もついてくるリーダーは、部下が諦めるぐらいの努力をする。

こんばんは。 📚500冊読破を目指す9696です。

 

 第58冊は、歯科医で経営コンサルトでもある井上裕之著「人もお金もついてくるリーダーの哲学」です。


本著は題名どおりリーダーに必要な哲学が❝行動❞❝仕事❞❝人間関係❞❝教え方❞❝チーム❞❝時間❞の角度から書かれています。

 

 ❝行動❞の哲学の章に、部下が諦めるくらいの努力をすることが必要と出てきます。


努力とは『自己研鑽』のことで、そのためにはお金も、時間も惜しんではならない。自己研鑽するための自己投資。

 

投資家で有名なウォーレンバフェット氏も「一番の投資は、自己への投資」と言っています。


部下が圧倒的な差で諦めてしまうくらいの努力を。学び・経験とい自己投資を惜しんでいてはいけない。

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第57冊 1分で話せ 伊藤洋一著

 ピラミッドは3段。「結論」「根拠」「実例」

 こんにちは。 📚500冊読破を目指す9696です。

今回紹介するのは、伊藤洋一著45万部突破のベストセラー『1分で話せ』です。

 

誰かに何かを伝えることについて、伝える以上相手を動かしてなんぼといいます。

最終目的は、理解してもらう事ではなく、❝動かすこと❞。

そのための方法論の1つとして冒頭で挙げたピラミッドストラクチャーです。

結論・・・どう動かしたいのか。

根拠・・・結論を支える根拠(3つくらいがBEST)。

実例・・・「例えば」で聞き手にイメージさせ右脳にアプローチ。

といった構成で相手に話すと伝わる。

そして言葉は中学生でもわかる内容にするのだとか。

 

そして、プレゼンを成功させたいのであれば、練習しかないといいます。

どんな名演をする舞台俳優でもリハーサルをします。

伝えたい言葉があり、俯瞰しながら練習して、ピラミッドストラクチャーの

精度を上げていく。

これで次のプレゼンは成功しないわけがない。

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